今回の書評は「睡眠こそ最強の解決策である」です。
睡眠を取ることがいかに大事か分かる本です。
今日から、睡眠を十分に取りましょう。
睡眠不足が寿命を縮める
睡眠不足による心血管疾患
睡眠不足により、冠状動脈性心疾患を発症する確率が45%上昇します。
4000人の男性労働者を対象にした調査では、睡眠時間が6時間以下のひとは6時間以上睡眠を取っていた人と比較し、1回以上の心停止を経験するリスクが4、5倍上昇します。
睡眠不足が食欲を増し、代謝を低下させる
睡眠時間が少ないほど、食欲は増します。7~8時間の十分な睡眠を取らないと、食欲増加と代謝の低下で体重はどんどん増えます。
睡眠不足と肥満
睡眠時間が短くなると、食事をコントロールするレプチンとグレリンに影響があります。
レプチンは満腹を感じるホルモン、グレリンは食欲増加。
睡眠不足になると、レプチンの分泌が減り、グレリンの分泌が増えます。
つまり、食事量が増えて肥満になります。
睡眠の効果
まずは、睡眠を十分に取ることによる良い効果について紹介いたします。
心身の健康を保つ最強の薬
学習、記憶、合理的な決断と選択といった機能が睡眠によって強化される。
睡眠が記憶のスペースを作る
覚醒時、つまり起きている間は絶えず新しい情報を脳は取り入れています。
脳の海馬と呼ばれる部位は新しい記憶を集めて、一時的に記憶する場所です。
海馬の容量は有限のため、容量がいっぱいになると古い記憶を上書きするそうです。
これを「干渉忘却」と呼びます。
睡眠によって、海馬の中がきれいに清掃され起きるときには、新しい情報を取り入れるための容量が増えます。
よって、よく寝たほうがテストの点数がよくなります。
まだまだ、紹介しきれていない睡眠の効能はたくさんあります。
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